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奥州胆沢劇場とは 奥州胆沢劇場の歩み 歴代ポスター展  

19回
「愛の山河」

 初めて太平洋戦争時代の物語に取り組みました。主人公要太郎は、医者になる夢を抱きつつも、戦地に旅立って行った。終戦を迎え、要太郎の帰りを待つ母きみ子の元に突然白木の箱が届いたのでした…。祖国を愛し、そして家族を愛する心をテーマに描きました。
 臨場感を出すために劇中の音楽は初めての生演奏というこだわりも。
第20回
「小夜姫伝説」
 一つの節目となる第20回公演は、第4回公演で好評を博した「掃部長者物語」を題材にして、新たな小夜姫伝説に挑戦。
 また、記念事業として胆沢町(当時)での公演終了後、同じ舞台を姉妹都市である静岡県大東町(当時)で上演。初めての移動公演を見事成功させました。
第21回
「乱世の姉妹」
 若柳にある「鹿合館」を舞台として、戦国時代の騒乱を描いた創作作品。
 両親を戦で亡くした姉妹は、生き別れになってしまいます。やがて時代の激流に翻弄されるかのように、姉妹は戦乱の中でそれと知らずに再会し、死別してしまうのです。姉妹の愛情や里の人たちの平和を願う想いを描き、愛と平和の大切さを訴えました。

―胆沢町民劇場から奥州胆沢劇場へー

第22回
「つぶっこ太郎」

 焼石岳のふもとにある「つぶ沼」の底に住むつぶ(タニシ)の太郎は、たった一人で寂しくすごしていました。そんなある日、太郎は夢をみます。優しい人間の両親のもとで育てられ、美しいお嫁さんをもらい、やがて人間に生まれ変わり楽しく幸せにすごす自分の姿を・・・。
 市町村合併前日の公演だったことから、劇のテーマを「愛・絆・感謝」として感動の舞台を作り上げました。

第23回
「手ぬぐい地蔵」
 胆沢に伝わる笠こ地蔵がモチーフ。年季奉公が明けても帰ってこない主人公弥平を心配する両親。ある日弥平は雨に濡れたお地蔵様に手ぬぐいをかけてやりました。思いやりのある弥平の恩返しに、お地蔵様は人間の子どもに姿を変えて弥平や両親を支えます。家族との絆や思いやりを訴える物語。
 この年から市町村合併により、「胆沢町」は「奥州市」となり、胆沢町民劇場は「奥州胆沢劇場」として新たな歴史を歩みはじめました。
第24回
「阿呍(あうん)
 忠功寺の仁王像の由来を語る民話をもとに、人間の欲と心について描きました。舞台に登場した仁王像はスタッフの力作。
 第7回公演から3回公演として実施してきましたが、第24回は2日間2回公演として、観客1,432人の前で、総勢122名のスタッフ・キャストが「こころ」を一つにして、素晴らしい舞台を作り上げました。

第25回
「きつね火」
 狐がまだ山にたくさん住んでいた頃のお話。狐のお銀は妖術で人間となり、市野々の村人である平三郎と幸せに暮らしていたが、ある日村に戦の影が…。狐と村人の想いが一つとなり、ふるさとの山、大切な人を守るため「愛」をテーマに描かれている。
 現代社会で失われつつある「家族愛・自然愛・郷土愛」の大切さをわかり易く表現し、感動の舞台を作りあげました。
第26回「十五の春
   ~幻の小山飛行場~
 第2次世界大戦終戦間近の昭和20年、小山村を舞台に、幻の秘密飛行場建設に動員された学徒達と、疎開してきた少女らとの心の交流を描く。動員された当時の県内の学徒らが劣悪な環境に耐えながらも建設に励み、完成した飛行場に飛行機が着陸。
 舞台奥の暗闇の中から飛行機が登場した時は、客席から大きな拍手が送られました。決して明るくなかった時代、人々がいかに生き抜いてきたかを歌や踊りを通して表現し、「支え合い、助け合う心」の重要さを訴えました。
第27回「シゲの奇跡
    ~茂井羅堰異聞~
 胆沢を流れる茂井羅堰が作られた頃の話で、諸説ある中で異聞という形でファンタジー色を入れて脚色したお話。
 狐王国の末裔だが、記憶を亡くしている娘シゲイラ。胆沢の地の領主、七郎次はじめ村人達と浪人達。念願の堰堀工事を始まるが、様々な災いにより工事がなかなかはかどらない。そんな中、シゲイラとその地に生きる人達の心の葛藤を描き、「大地との絆」を描きました。
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