本文へスキップ
奥州胆沢劇場とは 奥州胆沢劇場の歩み 歴代ポスター展  
第28回
「ふるさとの香り」
 昭和9年、昭和東北大飢饉が起こった時代の物語。
 飢饉の影響は胆沢でも深刻であった。そんなある日、身売りの斡旋業者が胆沢に訪れる。ゆき、そして同じ境遇の娘達は、家族のためにも出稼ぎをすることを決心する。斡旋業者に連れられ、着いた先は東京の料亭。昼夜問わず過酷な労働の中、娘達は望郷の想いが日増しに強くなっていく・・・。
 娘達を通し、「希望」を持つことの大切さを描きました。
第29回
「せんぼく街道幻想」
 胆沢と秋田を結ぶ仙北街道が舞台。現代に生きる青年がタイムスリップをしてしまい、400年前の人々の生活を通して自分自身を見つめ、成長していく物語。
 山賊、山伏、マタギ、当時の暮らしをリアルに描写し、ステージ、観客、全てが当時の世界につつまれました。
 時代が変わっても、変わらない人々の絆、郷土への「悠久」の想いを描きました。
第30回
「大堤祈りの松」
 記念すべき30回目の公演は、原点に返り第1回目と同じ民話「大堤供養の松嶺」をもとに上演。
 大雨による大堤の決壊を防ぐために「人柱」を差し出すことになった家族。胆沢の地で生き抜くために村人たちは葛藤を続けます。家族で生きること、故郷に生きること、胆沢の地で生きることはなんなのか、現代に生きる者にとっても変わらない想いを形に。
 30年連続参加のスタッフから初参加のスタッフまで全員で熱い舞台を作り上げました。
第31回
「黄金の稲穂(こがねのはな)
~不撓不屈のニノ台の民~
 高台にある小山のニノ台は、日照りによる水不足で不作が続いた。そこで、殿様の命により堰づくりの話がもちあがる。水源確保にむけて、喜びにわく村、庄屋は村人たちを先導した。
 峠を越える無謀な工事に反対する村人もいるなか、堰づくりはすすめられ、工事の最難所「江倉隧道」へさしかかり…そこで村人たちは絶望の淵へと追いやられる。
 ニノ台堰開削から中沢溜池の整備へと続く豊かな水田づくりへの不撓不屈の魂を捧げてきた人々の物語。
第32回
「やまゆりの詩

~石ころの道 その先に~
 明治生まれの「まつを」は、理想農村建設を夢見る青年清一と当時ではまだ珍しい恋愛結婚をする。嫁・母・教師・農村婦人として時間に追われ苦悩しながらも懸命に生きるまつを。
 そのつらい体験から、女性が変わらなければ新しい社会は築けないと生活改善を訴え自らが手本となり実行していく。
 農村生活の様々な苦労、悲しみに耐えながら、生き抜いてきた農村婦人が、生活の改善、女性の地位向上のために立ち上がる姿を描きました。
第33回
「怒者伝」


 時は太平洋戦争末期、昭和一九年春。村では多くの若者が出征し、残念ながら戦死者も多数を数えていた。念仏剣舞の笛の名手と讃えられている辰夫や村人たちは、今夏の盂蘭盆に戦死者の供養のため「剣舞」を復活させた。息子、智史はそんな父親を尊敬していた。その日の夜、辰夫に二度目の赤紙がやってきた。何か不吉な予感を覚えた智史は、一子相伝の「一人怒者」を聞かせてほしいと懇願する。


 


 

↑ ページtopへ ← 前のぺージ|Page4/4|最初のページへ→
inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system inserted by FC2 system